Liberte -リベルテ- 神戸のメンズセレクトショップ

シルクについて

今回は最近個人的に興味深く感じる素材シルクに焦点を当ててみました。
シルクの生産は紀元前3000年頃から中国で始まったとされており、その後ヨーロッパ各地からアメリカ大陸に広まりを見せていきました。日本にも弥生時代には既に存在していたとされています。やはり昔から高価であった為、貴族的な人達に重宝される素材であった事に間違いありません。
歴史はこの辺までとして、次はシルクの素材特性についてお話します。
利点としては、軽い、柔らかい、丈夫、吸湿性・染色性・通気性の良さがあります。
欠点としては、しわになりやすい、毛羽立ちやすいなどがありますが、最近のシルクを使った服などには、その欠点をあえて生かした物があります。
当店にもシルクを使ったアイテムが数点あり、どのアイテムも着用する度に少しずつ経年変化する物ばかりです。しわや毛羽立ったりする事により、ヴィンテージ感が生まれ、より愛着の湧くものとなっていきます。レザーではよく聞く『味が出る』をシルクでも是非体感して頂きたく今回着目してみました。
下の写真は、今店頭にあるシルクを使ったアイテムをズームで撮ってみました。
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LABEL UNDER CONSTRUCTIONのカーディガン。シルク100%でWASHをかけた上、毛羽立たしている為デザイナーもサイズを一定にするのが非常に難しいと言っていました。
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ROBERT GELLERのスラックス。バーズアイの織柄で古着の要素を感じさせるワイドなシルエットです。以前のマルタン マルジェラを彷彿させます。
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FALIERO SARTIのストール。ドレッシーに感じる光沢感にあえてシワ感を与える事により、スタイルを問わないアイテムへと昇華させています。